ロープアクセス技術の利点
足場の設置には、材料費や人件費が大きくかかり足場設置とは別に専門工事業者の費用がかかります。
ロープアクセスではこれらのコストが大幅に削減されます。特に、高所作業が頻繁に必要な場合、コスト効率はさらに向上します。
- 迅速性
ロープアクセスは設置と撤去が迅速で、メンテナンス作業の準備時間を大幅に短縮できます。これにより、作業の効率が向上し、総コストを削減します。 また、コンクリート片が落下しそうな状況など緊急時に迅速な対応が可能です。 - 低コスト
足場の設置には、材料費や人件費が大きくかかり足場設置とは別に専門工事業者の費用がかかります。
ロープアクセスではこれらのコストが大幅に削減されます。特に、高所作業が頻繁に必要な場合、コスト効率はさらに向上します。 - 柔軟性
ロープアクセス工法は、構造物の形状や作業内容に応じて柔軟に対応できるため、様々なメンテナンス作業に適用可能です。ビルの隙間など狭いスペースや複雑な形状の構造物にも容易にアクセスできます。
足場仮設コストのために適切なメンテナンスが困難で劣化の進行を待つしかない状況でもロープアクセス工法を採用することで、構造物を定期的にメンテナンスし、構造物などのライフサイクルコストを大幅に削減することが可能です - 安全性
専門的なトレーニングを受けた私たちの作業員によるロープアクセスは、適切な安全措置が講じられており、高い安全性が確保されます。弊社は創業以来、無事故・無災害を継続しております。
2022年の一年間で足場や屋上からの転落墜落事故で116名の死亡災害が発生しております。比較してロープ高所作業の災害件数は過去10年間で10名未満であり、残念ながらそのほとんどがロープに接続されていない状況下での不安全行動が原因でした。
私たちのロープアクセス工法ではロープ高所作業専用訓練施設で技術基準をクリアした作業員が作業を行います。また外部専門機関と提携し、定期的に技術レベル維持・向上の為に日々の訓練を実施しております。
使用する機材についても厳しい破棄基準を設けた定期点検、作業前点検を実施し、お客様にも情報を公開しております。
ロープアクセス技術(ロープ高所作業)
ロープアクセス技術は、橋梁点検やビル、ホテル、マンションなどの高所作業において重要な役割を果たします。この技術を活用することで、従来の高所作業車や足場を使う方法に比べて、より迅速かつ効率的に、また安全に作業を行うことが可能になります。
ロープアクセス技術は、特殊な装備と熟練した技術を要する作業であり、技術者は基準に沿った厳しい訓練を受けています。この方法では、ロープとその他の安全装備を使用して、高い場所やアクセスが困難な場所に容易に到達できます。
橋梁点検では、作業車が届かない範囲や、足場仮設が困難な範囲、スポット的な損傷や劣化調査などに優れています。
また、ドローンによる点検では損傷が発見されても損傷規模によっては足場仮設コストに見合わない工事になるため放置してしまうこともあります。
このように特にビル、ホテル、マンションなどの高層建築物においては、外壁の清掃、塗装、点検、補修などのメンテナンス作業を行う際に、ロープアクセス技術が活躍します。
この技術を導入することで、作業の柔軟性が高まり、作業期間の短縮やコスト削減にもつながります。また、足場の設置が不要であることから、地面の通行を阻害することがほとんどなく、その結果、周囲への影響も最小限に留められます。また、足場によって失われる建物の美観や不法侵入など防犯対策に対しても有効です。
ロープアクセスを用いた橋梁点検や建築物のメンテナンスは、技術の進歩とともにその需要が高まっています。私たちは、この先進的な技術を駆使し、安全かつ高品質なサービスを提供することで、民間資産や社会インフラの維持・保全に貢献しています。
沖縄の構造物を守るロープアクセス工法
沖縄の構造物は、台風、強い日差し、海水の影響により、他の地域に比べて劣化が早く進行してしまうといった課題があります。
このような厳しい自然環境下では構造物を長期間にわたり良好な状態で維持するためには、大規模な修繕が必要になる前に細やかなメンテナンスを継続する事が不可欠です。従来の足場を使用したメンテナンス方法では、足場設置と撤去にかかる費用と時間が大きな負担となり、結果としてメンテナンスの頻度を上げることが難しくなってくる場面もあります。
私たちのロープアクセス技術は足場や作業車を使わずに特殊な装備で高所に直接アクセスし、作業を行う技術です。